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予算残高管理

 

SAP ECCのプロジェクトシステムでは、WBS要素単位で予算の計画、実績の管理を行います。

管理の単位

WBS要素の予算残高管理の単位としては、年度値と総額の二つがあります。

どちらにするかは、以下の機能で設定することができます。

残高の計算

以下の手順でWBSの残高金額が計算されます。

  1. 基準WBS要素を判定
  2. 基準WBS要素の予算額と実績額をそれぞれ計算
  3. 予算額-実績額で残高金額を計算

予算額の計算

該当WBS要素に予算が設定されている場合、該当WBS要素に設定されている金額を予算金額とします、 該当WBS要素に予算が設定されていない場合、上位階層のWBS要素を1階層づつたどり、予算が設定されているWBS要素を探して、そのWBS要素に設定されている金額を予算金額とします。

実績の計算

予算金額が設定されているWBS要素を「基準WBS要素」とし、基準WBS要素配下のWBS要素の実績金額を合計して求めます。 実績金額は「①確定債務金額」「②未確定債務金額」「③申請中金額」に分けられます

例1:

例2:

不足時の制御

残高不足時に超過可能な枠の設定や、超過時にエラーかワーニングかにすることができます。

どう制御するかは、以下の機能で設定することができます。