SAP ECCのプロジェクトシステムでは、WBS要素単位で予算の計画、実績の管理を行います。
WBS要素の予算残高管理の単位としては、年度値と総額の二つがあります。
どちらにするかは、以下の機能で設定することができます。
以下の手順でWBSの残高金額が計算されます。
該当WBS要素に予算が設定されている場合、該当WBS要素に設定されている金額を予算金額とします、 該当WBS要素に予算が設定されていない場合、上位階層のWBS要素を1階層づつたどり、予算が設定されているWBS要素を探して、そのWBS要素に設定されている金額を予算金額とします。
予算金額が設定されているWBS要素を「基準WBS要素」とし、基準WBS要素配下のWBS要素の実績金額を合計して求めます。 実績金額は「①確定債務金額」「②未確定債務金額」「③申請中金額」に分けられます
例1:
例2:
残高不足時に超過可能な枠の設定や、超過時にエラーかワーニングかにすることができます。
どう制御するかは、以下の機能で設定することができます。