英:Report Variant
レポートバリアントとは、SAPのレポートプログラム実行時に指定する 選択条件や表示条件を保存し、再利用できるようにした設定情報です。 主にABAPレポートの選択画面で使用されます。
SAPのレポートでは、会社コード、期間、組織単位など、 多数の選択条件を指定して実行するケースが多くあります。
これらの条件を毎回手入力する手間を省き、 同一条件での繰り返し実行や業務運用の標準化を行う目的で、 レポートバリアントの仕組みが提供されています。
レポートバリアントでは、ABAPレポートの選択画面に表示される PARAMETERS や SELECT-OPTIONS の入力値を保存できます。
主に以下のような用途で利用されます。
レポート実行時にバリアントを指定することで、 保存された条件が自動的に設定された状態で処理が開始されます。
業務部門(経理部門、営業部門など)が主に利用し、 IT部門が作成ルールや権限管理を支援する形で運用されます。
プログラム変更時に使用できなくなる場合があります。
実行結果に影響を与える可能性があります。
| Tr-CD | 機能 | 説明 |
|---|---|---|
| SE38 | ABAPプログラム実行 | レポート実行およびバリアントの作成・指定を行います |
| SA38 | ABAPプログラム実行 | SE38と同等の機能を提供します |
| SM36 | ジョブ定義 | バックグラウンドジョブにレポートバリアントを指定します |
| ID | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| VARID | バリアント管理 | レポートバリアントの基本情報を管理します |
| VARIT | バリアント値 | 選択条件の入力値を管理します |
| ID | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| RS_VARIANT_CONTENTS | Select-options + Parameter (mit Werten) | 指定したレポートプログラムのバリアントの設定値を取得する汎用モジュールです。バリアントの設定値はエンコードされてテーブルに格納されているため、SE16は参照できない |