BAdI

このトピックででは、アドオンプログラムで購買発注関連機能を実装する際に使用できるBAdIを説明します。

 

タイプ:カーネルBAdI
用途:購買発注(Enjoy版)での '仮保存'/'未転記' 機能を無効化したい時に利用できます。

概説

タイプ:カーネルBAdI
発注伝票登録・変更画面

OPEN

新規作成や変更を含め、伝票処理が開始された際に、このメソッドが呼び出されます。

PROCESS_HEADER

購買発注伝票ヘッダの項目に値を設定する時に実行されるBAdIです。発注伝票ヘッダの項目に初期値を設定したり、入力項目に応じてユーザ固有ロジックを組み込むことができます。

実行タイミング

ENTERキー押下時や保存時など、発注伝票のヘッダ項目変更処理が行われるタイミングでこのBAdIが実行されます。

パラメータ

種別パラメータ説明取得例設定例
インポートIM_HEADER購買発注ヘッダ※1

※1:取得例(IM_HEADER)
IM_HEADERの以下のメソッドを呼び出して処理することができます。

  • GET_DATA 
    ヘッダの項目値を取得
  • SET_DATA 
    ヘッダの項目値を変更

PROCESS_ITEM

発注伝票明細の項目に値を設定する時に実行されるBAdIです。発注伝票明細の項目に初期値を設定したり、入力項目に応じてユーザ固有ロジックを組み込むことができます。

実行タイミング

ENTERキー押下時や別画面ジャンプ時など、発注伝票の明細項目変更処理が行われるタイミングでこのBAdIが実行されます。

パラメータ

種別パラメータ説明取得例設定例
インポートIM_ITEM購買発注明細※1

※1:取得例(IM_ITEM)
IM_ITEMの以下のメソッドを呼び出して処理することができます。

  • GET_DATA 
    明細の項目値を取得
  • SET_DATA 
    明細の項目値を変更
  • GET_HEADER 
    ヘッダデータのオブジェクトリファレンスを取得

PROCESS_ACCOUNT

CHECK

「確認」やほ「保存」ボタンが押下された際に、このメソッドが呼び出されます。

POST

伝票が保存される直前に、このメソッドが呼び出されます。このメソッドでアドオンテーブルの更新処理を実装することができます。

CLOSE

伝票処理が終了された際に、このメソッドが呼び出されます。

API

  • IM_ITEM→GET_DATA()
    購買明細オブジェクトから購買明細データを取得
  • IM_ITEM→GET_SCHEDULES()
    購買明細オブジェクトから購買発注納入日程行オブジェクトのリストを取得
  • IM_ITEM→GET_ACCOUNTINGS()
    購買明細オブジェクトから購買発注勘定設定オブジェクトのリストを取得

タイプ:クラシックBAdI
価格タイプの管理: 追加項目

DEFINE_CALCTYPE

パラメータ

種別パラメータ説明取得例設定例
ImportingIM_X_OEKKO購買発注ヘッダデータ(旧)※1
IM_X_NEKKO購買発注ヘッダデータ(新)※1
IM_X_OEKPO購買発注明細データ(旧)※1
IM_X_NEKPO購買発注明細データ(新)※1
IM_X_OBEKPO購買発注振替用明細データ(旧)※1
IM_X_NBEKPO購買発注振替用明細データ(新)※1
ChangingCH_X_LF_CALCTYPE価格設定タイプ。下記の値を設定できます。
B :新価格決定の実行
B