会計インタフェース

 

会計インタフェースとは、販売や購買、人事などのアプリケーションコンポーネントから、基幹業務の伝票を登録すると同時に、会計伝票も一緒に転記できるようにするためのプログラミングインタフェースです。

下記の基幹業務処理では会計伝票が自動的に転記されるため、会計インタフェースが呼び出されます。

  • 在庫領域
    • 入出庫伝票登録(Tr-CD:MIGO*)
  • 購買領域
    • 請求書照合伝票登録(Tr-CD:MIRO)
  • 販売領域
    • 請求伝票登録(Tr-CD:VF01)

ちょっと不思議ですが、下記の会計伝票登録機能で未転記伝票を保存する際にも会計インタフェースが呼び出されております。

  • 会計領域
    • 未転記伝票登録(Tr-CD:FB01)

会計伝票転記処理では、会計インタフェースが呼び出されることがありません。

  • 会計領域
    • 転記伝票登録(Tr-CD:FB01)

会計インタフェースアーキテクチャーでは、内部的に主に下記二つの汎用モジュールが提供されております。

  1. AC_DOCUMENT_CREATE
    会計伝票データ作成 チェックや代入、OpenFI、BADIなどの拡張処理はこの中に呼び出されます。
  2. AC_DOCUMENT_POST
    会計伝票データ登録

会計伝票を登録するには、以下のBAPIが提供されております。 BAPI_ACC_DOCUMENT_POST

主に以下のように動作しております。

  1. 初期処理
  2. BAPIとしてのBTE/BAdI処理
  3. AC_DOCUMENT_CREATEの呼び出し
  4. AC_DOCUMENT_POSTの呼び出し
  5. 完了処理

会計伝票インタフェースアーキテクチャでは、主に以下のBADIが用意されております。 AC_DOCUMENT