ALVの概説

 

このトピックでは、ALVの概要を取り上げて説明します。

ALVには大きく分けて2種類のタイプがあります。それぞれ見栄えが違うが機能は同じです。

  • グリッドタイプ
    ユーザから様々な操作を可能にするグリッドです。
    例:Tr-cd se16n
  • リストタイプ
    主に表示だけを目的とするリストです。
    例:Tr-cd se16

ALVが表示される際に、ツールバーを表示させることができます。 ツールバーには、以下のような機能ボタンが並べられています。

  • ソート機能
  • フィルタ機能
  • ダウンロード機能
  • 表示バリアント設定
  • データ件数
  • 表示スクロール機能
  • 小計・合計

ALVプログラミングの手順を簡単に説明すると、以下のような感じです。

  • 1.一覧用の構造を作成 
    レポートに表示させたい項目の一覧を表示する構造を定義します。
    構造の作り方で以下の項目が決定されます。
    • 金額項目・数量項目
    • 各項目のヘッダテキスト
    • 各項目の表示長データ長
  • 2.レポートプログラムを作成
  • 2.1先に定義した構造を利用した内部テーブルを宣言
  • 2.2表示させたいデータを取得し、上記の内部テーブルに格納
  • 2.3レイアウト用汎用モジュールを呼び出す
  • 2.4表示用汎用モジュールを呼び出す
    • REUSE_ALV_LIST_DISPLAY
    • REUSE_ALV_GRID_DISPLAY

下記の図で、そのプログラミングのイメージを示します。 (source: sap help portal)