BKPF

 

会計伝票のヘッダ情報が格納されます、未転記伝票のヘッダ情報もこのテーブルに格納されます。

PKID名称説明補足
BUKRS会社コード-
BELNR伝票番号-
GJAHR会計年度-
 BLART伝票タイプ-
 BLDAT伝票日付-
 BUDAT転記日付-
 MONAT会計期間伝票が計上される会計期間。転記日付から決められるほか、特別期間を更新する場合にはマニュアルで入力されます。
 CPUDT会計伝票登録日伝票が登録されたシステム日付
 CPUTM登録時刻伝票が登録されたシステム時刻
 AEDAT変更日-
 UPDDT最終更新日-
 WWERT換算日付-
 USNAMユーザ名伝票を登録または最後に更新したユーザ名が格納されます。未転記伝票登録⇒
 TCODETransaction Code伝票を生成した処理のトランザクションコードが格納されます
 XBLNR-伝票番号が書いておりますが、ECCシステム内の伝票のことではありません。 通常、取引先から受領した請求書や納品書に記載されている取引先側番号を記入することが多いが、別の用途として自由に利用してもよい項目です。※1
 BKTXT伝票ヘッダ Text通常、伝票の説明文が格納されます※1
 WAERS通貨コード-
 KURSF換算レート-
 XREF1_HD参照キー1-
 XREF2_HD参照キー2-
 XREF3_HD参照キー3-
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※1フリー入力情報
フリー入力項目とは標準テーブルに格納されますが、システムに管理されず、ユーザが自由に入力可能な項目のことです。 ユーザ個別要件を実現するためのEXIT実装にもこれらの項目がよく活用されます。

BKPFテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。

システム制御情報

システム制御に利用される情報は主に以下の項目があります。

  • 伝票ステータス(BSTAT)
    特殊機能のある 伝票 が伝票ステータスにより示されています。以下一部の値です。
    • 空白:通常の転記済伝票
    • A:消し込み伝票
    • B:消込済明細再登録伝票
    • D:繰返伝票
    • M:モデル伝票
    • V:未転記伝票
    • Z:削除ずみの未転記伝票

実行関連情報

  • いつ登録されたデータなのか
    会計伝票登録日(CPUDT)と登録時刻(CPUTMに、この伝票が登録された日付と時刻がそれぞれ格納されます。
  • 最後に変更されたのがいつなのか
    変更日(AEDAT)に、最後にの伝票が変更された日付が格納されます。
    但し、伝票登録後に一度も変更がなかった場合、この項目が空白になります。
    なお、このテーブルに最終更新日(UPDDT)という項目がありますが、実際には使用されていないようです。
  • 起票者と転記者がそれぞれ誰なのか
    会計伝票は直転記のものもあれば、申請者より未転記伝票を起票してから承認者が転記するものもあります。
    そのため、起票者と転記者を判別するには、以下のようにロジックを組む必要があります。
    • 伝票ステータスが「V」(未転記)、「Z」(削除済未転記)の場合(未転記伝票)
      起票者= 「ユーザ名」(USNAM)
      転記者= 空白
    • 伝票ステータスが「V」(未転記)、「Z」(削除済未転記)以外の場合(転記済伝票)
      起票者= 「未転記者名」(PPNAM) 但し、「未転記者名」(PPNAM)が空白の場合(直転記のケース)なら、「ユーザ名」(USNAM)
      転記者= ユーザ名」(USNAM)

フリー入力情報

通貨情報

会計伝票ヘッダには様々な種類の通貨情報が格納されています。

  • 伝票通貨
    通貨コード(WAERS)、換算レート(KURSF)
  • 国内通貨
    国内通貨(HWAER)、換算レートは国内通貨と換算するレートのため、国内通貨の換算レート項目はなし 
    第2国内通貨(HWAE2)、第2国内通貨の換算レート(KURS2) 
    第3国内通貨(HWAE3)、第3国内通貨の換算レート(KURS3)