インフォセット

英:Infoset

 

インフォセットとは、データソースの特殊なビューであり、SAPクエリ上で参照したい情報の諸元を定義するものです。

インフォセットは以下のような内容を指定します。

  • 表示したいデータを保持するDBテーブル
  • テーブル同士の結合条件
  • テーブルから読み込む項目
  • 必要に応じて追加項目や追加ロジック

新規登録

  1. 作業領域選択
    インフォセットはクライアント依存とクライアント非依存に大別されているため、SQ02にはいったら、インフォセットを登録(変更、照会も)する前に、メニューの「関連処理/クエリ領域」を選択し、標準領域(クライアント依存)かグローバル領域(クライアント非依存)のどちらの領域を使用するかを指定する必要があります。
  2. 基本設定
    「InfoSet」の項目に、登録されるインフォセットのIDを入力し、登録ボタンを押すと、「インフォセット:表題及びデータベース」画面がポップアップされます。
    インフォセットの名称を入力し、データソースの種類を選択します。
    データソースの種類はテーブルや論理データベース、プログラムなどいくつかありますが、例として一番多く使用される「基本テーブル使用テーブル結合」を選択し、主テーブル名を入力します。
    結合せずに単一テーブルをループしてループのなかに追加テーブルを検索するパターンでも「基本テーブル使用テーブル結合」を選択可能です。
    完了したら、Enterキーで続行します。
  3. 結合テーブル指定
    次画面はテーブル同士のの結合をビジュアル的に定義できる画面であり、メニューの【編集 >テーブル挿入】から主テーブルに対して結合しいたいテーブルを追加することができます。
    共通の項目に対して、システムは自動的に内部結合(INNER JOIN)を行ってくれますがが、必要に応じて結合を外したり、左外部結合(LEFT OUTER JOIN)に変更することができます、また、結合させたい項目をクリック&ドラッグすれば、手動で項目同士の結合を操作することもできます。

トランザクション

Tr-CD機能説明
SQ02インフォセット更新インフォセットの登録、変更、割り当てを行う

テーブル

ID名称説明
TADIRリポジトリオブジェクトのディレクトリオブジェクトタイプ=AQSG(機能分野)
AQGSBWMAPインフォソースカタログ (SAP クエリ) カスタマインフォセット定義のマスタ情報を格納
AQGTSSAP クエリ: 機能分野テキストインフォセットのテキスト情報を格納

汎用グループ

ID名称説明
XRSAサービス API のユーザ Exitインフォセットの動作を拡張できるカスタマExitの汎用モジュールを格納