英:Report Writer
レポートライタとは、SAP標準で提供されている帳票作成機能であり、主に FI/COの会計データを対象として、集計帳票を定義・実行するためのツールです。
SAPでは、財務会計や管理会計において、多様な切り口で会計データを集計・分析するニーズがあります。これらの要件に対して、プログラミングによらずに帳票を作成できる仕組みが求められてきました。
このような背景から、会計集計ロジックを定義するための基盤機能として、レポートライタが提供されています。後に操作性を高めたレポートペインタが追加され、両者は相互補完的な関係となっています。
レポートライタは単一のテーブルからデータを取得し、好みのレイアウトで表示することができます。
複数のテーブルを結合して表示することはできないが、ビューを作成しておけば、ビューをテーブルの代わりとして使用することが可能です。なお、項目の集計や四則演算は可能です。
レポートライタでは、以下の要素を定義して帳票を作成します。
これらの定義に基づき、帳票実行時にはSAP標準の会計テーブルから自動的に集計が行われます。主に FI/COの定型集計帳票 の作成に利用されます。
経理部門や管理会計部門が主体となり、IT部門が設計・保守を支援する形で運用されます。
(業務運用)
(開発作業)
以下の手順でレポートライタを作成します。
そのため、帳票定義はIT部門が管理し、業務部門は実行専用とする運用が一般的です。
| Tr-CD | 機能 | 説明 |
|---|---|---|
| GR21 | ライブラリ登録 | ライブラリ登録。ライブラリの変更と照会はそれぞれGR22、GR23を使用 |
| GR31 | レポート登録 | レポート登録。レポートの変更と照会はそれぞれGR32、GR33を使用 |
| GR51 | ジョブ登録 | ジョブ登録。ジョブの変更と照会はそれぞれGR52、GR53を使用 |
| GR55 | ジョブ実行 | ジョブ実行 |
| GS11 | セット変数登録 | レポートの変数を登録。変数の変更と照会はそれぞれGS12、GS13を使用 |
| GCTR | 移送:レポートライタ | レポートペインタの移送取得 |
| ID | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| T800 | レポートライタ: レポート | レポートライタのレポート定義を格納 |
| T801K | レポートライタ: ライブラリ | レポートライタのライブラリ定義を格納 |
| T801L | レポートライタ: ライブラリ項目 | レポートライタの特性定義を格納 |
| T801P | レポートライタ: ライブラリのキー数値 | レポートライタのキー数値定義を格納 |
| T802G | セット:変数 | レポートライタの変数値定義を格納 |
| T803J | レポートライタ: ジョブ | レポートライタのJOB定義を格納 |
| T803L | レポートライタ: ジョブ登録 | JOBの関連レポート情報を格納 |
| T804A | レポートライタ: ファイルテキスト | レポートライタで使用可能なテーブル名を格納 |
| ID | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| G_PROGRAM_NAME | JOB名から自動生成されたプログラム名称を取得 |
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