データ型

 

このトピックでは、ABAP言語のデータ型を取り上げて説明します。

ABAP言語のデータ型階層を以下の図で示します。

組込みデータ型とも呼ばれます。 基本タイプは言語により事前定義されています。

カテゴリ初期項目長有効項目長初期値意味JAVAC#
数値I440整数intInt32(int)
F880浮動小数doubleDoubleクラス(double)
P81-1604ビットで一桁を表現し、最後の4ビットを使って符号と小数点を表現するBigDecimalクラスDecimal構造体
文字C11-65535’ … ’テキスト項目(英数字)StringクラスStringクラス(string)
D88'00000000'日付項目( 書式: YYYYMMDD)DateクラスDateTime構造体
N11-65535'0 … 0'テキスト項目(数字)StringクラスStringクラス(string)
T66'000000'時刻項目(書式: HHMMSS)TimeクラスDateTime構造体
バイトX11-65535'0 … 0'バイト項目--
XString0可変長 --

参照タイプは、他のデータを参照するポイントのことです。

ABAPの複合タイプは構造体や内部テーブルがあります。typesコマンドより宣言することができます。

構造体

構造体とは,「いろいろな種類の互いに関連するデータをまとめて, 1つのかたまりにしたもの」です。 例えば、「コード、名称、単位、単価」などのデータを一品目分だけまとめて定義すれば、一つの構造体になります。

ABAPでは、構造体を構成する要素がコンポーネントと呼ばれています。 構造体の個別コンポーネントを参照するには、<structure name>-<component name>のように、構造名と要素名の間にハイフンを入れます。

内部テーブル

内部テーブルはABAP固有のデータ型であり、一言でいうと、メモリ上のデータベーステーブルのことです。