概要

 

NetWeaver Platformは、従来のABAP技術を活かしながら、J2EE技術を土台として全面的に取り込み、人・情報・ビジネスを統合する「次世代統合プラットフォーム」として、SAP社からERPを含めた全てのビジネススイートのアプリケーション基盤という位置づけをしております。

NetWeaverの四つの統合

以下の図で示されたように、NetWeaverでは統合を4区分で考えています。 それぞれは、「人の統合(SAP NetWeaver Portal)」、「情報の統合(SAP NetWeaver Business Intelligence)」、「プロセスの統合(SAP NetWeaver Process Integration)」、「アプリケーションの統合(SAP NetWeaver Application Server)」となります。

NetWeaverの利用タイプ

NetWeaver Platformは、完全にコンポーネントベースのアーキテクチャ構成を実現できています。NetWeaver Platformを構成する機能は、利用タイプとして分けており、インストール時に必要に応じてインストール単位として選ぶことができます。

以下の表でバージョン毎の製品名およびその利用タイプを説明します。あくまでも筆者の認識で整理した内容ですので、間違いがあれば、有識者達にご指摘していただきたいです。

バージョン製品名利用タイプ
AsABAPAsJAVABWCEDIEPCEPMIPI
7.0NetWeaver Platform-
7.1Netweaver CE--
NetWeaver PI-------
NetWeaver Mobile-------
7.2Netweaver CE---
7.3NetWeaver Platform
7.4NetWeaver Platform

NetWeaver ABAPは、ABAPアプリケーションの稼動基盤を提供します。

以下の図で全体におけるNetWeaver ABAPの位置づけを示します。

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