暗黙拡張
英:Implicit Enhancement
定義
暗黙拡張とは、New BADIの一種で、特定のルールの基にプログラム中に拡張ロジックを追加できるものです。
概要
暗黙拡張は標準でもアドオンでも関係なく、サブルーチンや汎用モジュール、メソッドなどのどのタイプのソースコードにも追加できます。ただし、ロジックの追加位置は文頭、文末など特定箇所のみに限定されています。 暗黙拡張はプログラムに直接拡張ロジックを書き込むのではなく、拡張する位置をプログラム中で指定して、拡張ロジック自体は別オブジェクトとして作成します。
手順
登録
1.プログラムを特定
SE38で対象プログラム(サブルーチンや汎用モジュール、メソッドなど)を照会します。本手順はMIGOのプログラムを例とします。
2.拡張ボタンを押下
3.拡張可能箇所を表示
メニューバー⇒編集⇒拡張操作⇒暗黙的拡張オプションを表示します。
4.拡張位置を確定
拡張位置を決めて登録ボタン押下します。今回はmethodの最後に拡張ロジックを入れます。
5.登録メニューを押下
メニューバー⇒編集⇒拡張操作⇒実装の登録を押下します。
6.拡張オブジェクトを登録
拡張オブジェクトを新規作成
今回は移送しないのでローカルオブジェクトとして登録します。
7.ロジックを実装
実装が終わったら、最後は忘れずに有効化してください。