モディフィケーション調整

英:Modification Adjustment

 

モディフィケーション調整とは、導入済のSAPシステムをアップグレードする際に、既存システムに対して実施されていたモディフィケーションを調整することです。

SAPシステムを導入後、ユーザ固有の要件を実現するため、SAP標準プログラムをモディフィケーションすることがあります。
モディフィケーションは、あくまで「(正式ではない)仮の修正」ですので、バージョンアップやサポートパッケージ などを適用すると、新しくインポートされた「正式の内容」で上書きされます。
しかし、その上書きをされてしまうと、せっかくユーザ固有の要件にモディフィケーションした内容が消えてしまいます。
だから、バージョンアップ後も業務やオペレーションを変えずに続けるために、その上書きをしないための調整が必要になる場合があります。
その調整がt-cd: SPDD や SPAU を使って実施される「モディフィケーション調整」です。

関連トランザクション

Tr‐CD名称説明
SPAUモディフィケーション調整:オブジェクト選択
SPDDモディフィケーション調整ディクショナリー:オブジェクト選択

関連テーブル