モディフィケーション調整

英:Modification Adjustment

 

モディフィケーション調整とは、導入済のSAPシステムをアップグレードする際に、既存システムに対して実施されていたモディフィケーションを調整することです。

モディフィケーションを行うには、「開発者キー」と「オブジェクトキー」を取得しておく必要があります。 SE38でSAP標準プログラムを修正しようとすると、ポップアップ画面が表示されて上記キーの入力を求められます。 上述した通り、モディフィケーションは、あくまで「(正式ではない)仮の修正」です。

なので、バージョンアップやSP (Support Package) などを適用すると、新しくインポートされた「正式の内容」で上書きされます。

しかし、その上書きをされてしまうと、せっかく特定のユーザー向けにモディフィケーションした内容が消えてしまう。

だから、バージョンアップ後も業務やオペレーションを変えずに続けるために、その上書きをしないための調整が必要になる場合がある。

その調整が「モディフィケーション調整」です (t-cd: SPDD や SPAU を使って実施)。

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